NISO、NLM-DTDを標準規格化

2011年04月07日

北米・中南米

米国情報標準化機構(NISO)は、このたび、NLM Archiving and Interchange Tag Suite(通称NLM-DTD)第3版に改訂を織り込んだ標準規格"JATS: Journal Article Tag Suite, NISO Z39.96-201x"(試用版)を発表した(NLM JATS関連サイトはこちら)。試用期間は2011年9月30日までで、その後、ユーザからのフィードバックを検討した最終版をANSI規格として承認を得る。

NLM-DTDは、米国立医学図書館(NLM)の提唱する学術論文の電子出版・保存・交換に係る標準モデル。これに準拠したXML利用の電子ジャーナル出版が世界的に広まり始めたのを機に、同モデルのNISO標準規格化を図った。

[ニュースソース]
NISO Issues Journal Article Tag Suite Standard for Trial Use - NISO, 2011/3/30 
[関連サイト]
・林 和弘, 中谷 敏幸, 太田 暉人. "日本の電子ジャーナル製作に関する諸考察と,NLM-DTD XMLを利用した電子ジャーナル出版". 情報管理. Vol. 51, No. 12, (2009), 902-913
・Melanie Lauckner, Chandi Perera. "Accessible publishing using the Journal Article Tag Suite". Proceedings of the Journal Article Tag Suite Conference 2010 [Internet]. Bethesda (MD):national Center for Biotechnology Information (US); 2010-.
米国:NISO、論文マークアップ標準化の検討へ - 2009/8/10