STM、「IR搭載権と著者の権利」交渉に関する声明を発表

2011年04月22日

ヨーロッパ

国際STM出版社協会(STM)は、このたび、"STM Statement on Negotiating Rights for Institutional Repository Postings and Author Rights (March 2011) "(PDF 2ページ)と題する声明を発表した。

これは、最近、一部の機関リポジトリ(IR)唱道者が「学術機関とジャーナル出版社がコンテンツのライセンス交渉をする際は、著者に著作物の継続的利用権を確保し、研究成果普及手段として機関リポジトリ(IR)を支持せよ」としていることを受け、「交渉すべきはアクセス可能なコンテンツの範囲、利用権の範囲、およびその費用だ。著者の権利と機関のライセンスの話を混ぜると、複雑で法的にも不確定となり、著作者のためにはならない。これまでSTM出版社と著者は良好な関係を保っている」などと異を唱えるもの。

[ニュースソース]
STM Issues Clarifying Statement On Negotiating Rights For Institutional Repositories – STM 2011/4/20