インド人研究者のOA誌利用状況(調査報告)

2011年05月13日

アジア・オセアニア

インドのCurrent Science Association がインド科学アカデミーとの連携で発行するCURRENT SCIENCE誌2011年5月号に"Use made of open access journals by Indian researchers to publish their findings"(PDF10ページ)と題する調査報告が掲載されている。

これは、インド人研究者のオープンアクセス(OA)誌利用状況を調査したもので、著者は国際半乾燥熱帯作物研究所(ICRISAT)のMuthu Madhan氏とCentre for Internet and SocietyのSubbiah Arunachalam氏。

(抄録の試訳)
インドのOA誌360誌以上で発表される論文は、大半がインド人研究者によるものだが、国際的な高インパクトOA誌ではどれ位発表されているのか。PLoS全7誌、BioMed Central10誌、"Acta Crystallographica Section E:Structure Reports"誌を調査した。インドの結晶学者はActa で2,000件以上のレポートを発表、この数は中国に次ぐ多さだが、論文当たりの平均被引用率は米英独仏中韓よりも多い。BMCとPLoSへの寄稿はそれ程大きくない。インドにとってよりよい選択肢は機関セルフアーカイビングだろう。

[ニュースソース] その他のコンテンツも閲読可能 
CURRENT SCIENCE, VOL. 100, NO. 9, 10 MAY 2011