ゲーテ大学はこのたび、、"General Cost Analysis for Scholarly Communication in Germany:results of the "Houghton Report" for Germany"(45ページ)と題する、ドイツにおける学術出版モデルのコスト調査結果を公表した。
調査を主導したのは、"Cost analysis of scholarly communication in Germany"始め多国の学術出版モデルコスト調査を実施している豪ビクトリア大学・戦略経済学研究所のJohn W. Houghton氏。
ドイツ向けに従来型の講読出版、Gold/Greenオープンアクセス(OA)、German National License Program(NLP)に係る各段階(研究助成、研究実施、成果発表、成果の流通・保存、成果の応用)の費用と便益を比較検討したもので、主な結論は次のとおり。
1.これらの出版・流通モデルは、論文プロデューサー、仲介業者、ユーザーにコスト上の影響を及ぼす。
2.また、研究効率、研究成果へのアクセス、研究開発投資収益にも影響を及ぼす。
3.各モデルの便益や費用は実質的な違いがある。
4.NLPは、過渡期においては、わずかな費用で大きな便益と節約の見返りがある。
[ニュースソース]
General Cost Analysis for Scholarly Communication in Germany:results of the "Houghton Report" for Germany – DigitalKoans 2012/12/3