英国OA方針、米国には影響なし(記事紹介)

2012年12月10日

北米・中南米 ヨーロッパ

"Finch access plan unlikely to fly across the Atlantic"と題する記事が12月6日付英紙Times Higher Educationに掲載された。

Academy of Social Scienceが11月29-30日に開催したオープンアクセス(OA)に関する研究会"Implementing Finch"(記事動画)の模様を報じたもので、「米国でもFinchレポートは気に留めてはいるが、英国ほどGold OAへの強いこだわりはない。英国ではdeliberation(熟考、協議)よりregulation(規則)が先行し、出版ビジネスモデルをOAモデルへ移行させることのsensitivities (反発、敏感さ)が浮き彫りになった。米国の教訓となる。米出版社が英国からもらうOA掲載料はhandout(施し、お恵み)だ。分野を問わない万能なモデルは問題」などとして、英国のGold OAモデルは米国では普及しないだろうと予測する。

[ニュースソース]
上述
[研究会関連記事]
Open Access:news and Reflections from the ACSS Conference - The Disorder Things 2012/12/4