「将来をどれだけグーグル検索したか」に関するデータを収集し、未来志向指数(Future-Orientation Index)として45か国をランク付けした調査結果が発表された。
調査を実施したのは英・ウォーリック大学ウォーリック・ビジネス・スクール(Warwick Business School)の准教授Tobias Preis氏とロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(University College London、UCL)のHelen Susannah Moat氏。
(調査方法概略)
1) 45か国の2011年における「2012」「2010」Google検索ログと、2012年における「2013」「2011」Google検索ログをそれぞれ数百万件収集。
2) ログからその国の検索志向性を分析、前向き(即ち、過去より将来に関する検索比率の高い)順にランク付け。
3) 2011年と2012年の結果を比較。
(調査結果概略)未来志向の高い順
2011年:(1)英国、(2)フランス、(3)ブラジル、(4)ドイツ、(5)オーストラリア(日本は12位)
2012年:(1)ドイツ、(2)スイス・日本、(3)英国、(4)フランス (5)オーストラリア
未来志向かどうかは、経済活動に関係があるとしている。
なお、両氏を始めとする研究者は2012年4月、未来志向指数に関する論文"Quantifying the Advantage of Looking Forward"を発表している。
[ニュースソース] 調査結果のグラフ表示あり
University of Warwick>Press Release>Billions of Google searches shows Germany is most forward-looking country - 2013/1/31