"Researchers opt to limit uses of open-access publications"と題するnatureの2月6日付記事を紹介する。
研究者の間では、成果をオープンアクセス(OA)にしなければならないという考えが徐々に広まりつつあるが、OA誌に論文発表したひとでも、論文の利用(re-use)については制限を設けたがるのはなぜかを、著者のクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス選択状況(nature発表)を基に考察したもの。
2011年1月から2013年1月までの期間を3期に分け、その間に順番を並べ替えてCCライセンスを著者に選択させたところ、選択率に変動があった、これは著者がライセンスの意味を理解していないからではないか、とするもの。
因みに、本年4月1日から助成研究論文の出版には最も条件が緩やかなCC-BYを求めているWellcome Trustも、「研究者からの反対の声は殆どない。問題点が分からないというのも理由の一つだろう」と語る。
[ニュースソース]
上述
[編注]
CCライセンスの採用やその是非論については、小欄でも動向を逐次紹介しているので、「CCライセンス」「CC-BY」などをキーワードとして検索されたい。