日本学術会議はこのたび、声明「科学者の行動規範-改訂版-」(PDF13ページ)を公表した。
作成の背景(転載)
日本学術会議においては、科学者が、社会の信頼と負託を得て、主体的かつ自律的に科学研究を進め、科学の健全な発達を促すため、平成18 年(2006 年)10 月3日に、すべての学術分野に共通する基本的な規範である声明「科学者の行動規範について」を決定、公表した。同声明については、大学等の研究機関に周知し、各機関はこれを受け、自律的に対応を行ってきたところである。
その後、データのねつ造や論文盗用といった研究活動における不正行為の事案が発生したことや、東日本大震災を契機として科学者の責任の問題がクローズアップされたこと、いわゆるデュアルユース問題について議論が行われたことから、今般、同声明の改訂を行うこととした。
[ニュースソース]
日本学術会議>トップ・ニュース>声明「科学者の行動規範-改訂版-」を公表いたしました。(平成25年1月28日)
[編注]
デュアルユース問題とは、科学・技術が民生・軍事の両方に利用可能で、テロなどへの悪用が懸念されるという問題。
参考:
・科学技術のデュアルユースって何? - YOMIURI ONLINE 2012/4/5
・木村良一 デュアルユースなのか – msn産経ニュース2012.4.2