報道によると、日本製薬工業協会（製薬協）が2011年に策定し、13年度から開始した「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」に基づく製薬企業から医師や医療機関への資金提供に関する情報公開が、スタート早々揺らいでいるようだ。医師などが、拙速、一方的、プライバシーに関わるなどと反発したためという。
2紙の報道を紹介する。
★毎日新聞 2013/4/3
特集ワイド:製薬会社からの資金提供公開 医師ら異論で内容後退
★朝日新聞DIGITAL 2013/3/23
製薬企業から医師への金、情報公開延期 医師会側反発で
[ニュースソース]
上述
[利害対立関連小欄記事]
・2011年8月25日(木曜日) 米国： 厚生省、研究者・企業間の利害関連規則を強化。懸念の声も
・2011年7月27日(水曜日) 生物医学研究における利害対立（論文紹介）
・2010年11月1日(月曜日) 学術誌のIFと収益への企業スポンサ臨床試験の影響（論文）
・2010年7月28日(水曜日) 英米： 企業がスポンサーとなった臨床研究論文の発表 （解説書）
・2009年9月17日(木曜日) ゴーストライターの出没が続く医学論文
・2009年8月7日(金曜日) 製薬会社がいかに買収記事を書かせたか明るみに
・2009年5月11日(月曜日) エルゼビア、ジャーナル偽装を謝罪