英国研究会議(RCUK)が4月8日に発表した「オープンアクセス(OA)方針兼手引き」の再訂版(PDF13ページ)(小欄記事)に関し、何が改訂されたのかを4月9日付RCUKブログ"What has changed in the guidance for the RCUK Policy on Open Access?"が紹介している。
主なものとしては以下のとおり。
●FAQを設け、手引きに織り込めなかったコメントへの回答を記したこと(FAQには今後も追記する)。
●研究助成の可否決定に際し、論文掲載誌のジャーナルのインパクトファクターを考慮対象とはしないこと。論文掲載先は、著者と所属機関の判断に委ねること。
●2014年の見直しの全体像を補足し、それ以降も必要に応じ、見直すとしたこと(上院・科学技術委員会(The House of Lords Science and Technology Committee)の勧告に対応)。
●第3.14項に、2014年見直し時に方針のインパクトを評価するためのエビデンスを収集する旨、明記したこと(旧版では、モニターするに留まっていた)。
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・Impact Factors — the revised RCUK open access guidelines – Reciprocal Space 2013/4/9
・RCUK changes open-access guidance yet again – Times Higher Education 2013/4/9