生命科学研究の再現性改善対策(nature誌論説紹介)

2013年04月30日

ヨーロッパ

4月25日付Nature誌の論説"Announcement:reducing our irreproducibility"を紹介する。

過去1年間に同誌は信頼性や再現性に欠ける一連の研究論文を掲載したが、これは、ジャーナル側で十分な精査をしなかったためでもあるとして、5月から生命科学研究論文の審査を強化すると告知したもの。

Nature及び姉妹誌では、詳細な方法論の記載があることをsystematicallyに確認し、論文の「方法」セクションにより多くのスペースを割くこと、統計をより厳密に調査すると共に、著者に生データの掲載など、透明性を促すとしている。

また、研究者には米国立衛生研究所(NIH)と策定したチェックリスト"Reporting Checklist For Life Sciences Articles"(PDF2ページ)を示し、論文投稿時にチェックするよう呼びかけている。

[ニュースソース]
上述