研究者は助成機関に協力して論文をOA化せよ(nature論説紹介)

2013年06月11日

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"The paper trail"(参考訳:論文の道)と題する6月4日付nature誌の論説を紹介する。

5月末に開催された国際研究会議(Global Research Council、GRC)(小欄直近記事)を受け、英米独の研究論文のオープンアクセス(OA)化の現状と課題や、研究助成と成果をつなぐ仕組み"FundRef"、インフラを持たない小規模助成団体の"Research fish"への参加、全分野の研究データを登録検索する"re3data.org"、名寄せに役立つ"ORCID"などを紹介し、「研究者は、かつてなかったほど研究成果を追跡記録してもらわなければならない。こうした取り組みは、論文発表のチャンス、研究助成支援ネットワークをacknowledge(受け入れ、感謝)するチャンスとしてとらえよ」と結ぶ。