米国: "CHORUS"か"SHARE"か

2013年06月14日

北米・中南米

米国の公的助成研究成果をオープンアクセス(OA)化する構想として、出版社・学協会からは"CHORUS"(小欄記事)、大学協会・図書館協会からは"SHARE"(小欄記事)が立て続けに提案された。

両案の支持・不支持論が今後広く展開されるものと予想されるが、以下に現時点で代表的な"CHORUS"批判2本を紹介する。和文は参考訳。

★PLOS Cameron Neylon氏 2013/6/7
章、節、コーラス:初回通過批評
Chapter, Verse, and CHORUS:A first pass critique

"FundRef"を絡ませたことは評価するも、逃げ口上が多いとするもの。例:「入手可能な研究助成情報」、「出版社のウェブサイトから何らかの方法で利用可能とする」という説明。

★デューク大学図書館 Kevin Smith氏 2013/6/10
CHORUSに参加するよりマシ
Better than joining the CHORUS

CHORUSは3つの基礎力(find-ability、useability、interoperability)に欠けるなどとするもの。