欧州原子核研究機関(CERN)の推進する高エネルギー物理学分野のオープン・アクセスイニシアチブ"Sponsoring Consortium for Open Access Publishing in Particle Physics、SCOAP3″は6月21日、2014年1月1日のOA誌創刊出版運用開始に向け「進行中」と発表した。近日中に出版社・学協会と出版協定を締結し、コンソーシアムを結成する。
一方、米国物理学会(APS)はSCOAP3の重要性は認識するも、OA方針を見直し、SCOAP3から離脱し我が道を行く旨発表した。
一部修正 2013/12/9
本記事のタイトルと本文中に、当初、「OA誌」を「創刊」する旨の記述がありましたが、「OA出版」を「運用開始」する旨に修正しました。
[ニュースソース]
上述
[SCOAP3小欄初出・中間記事]
・2007年12月3日(月曜日) 日本物理学会、研究成果のオープンアクセス化を検討
・2012年10月4日(木曜日) SCOAP3、正式発進
[SCOAP3関連最新記事]
・新しい学術ジャーナル出版システムSCOAP3 高エネルギー物理学における試み 野崎 光昭 情報管理 Vol. 56 (2013) No. 2 P 78-83
・特集記事1 SCOAP3とは何か? 野崎 光昭 SPARC Japan NewsLetter No.15 2013年1月