"Big Science vs. Little Science: How Scientific Impact Scales with Funding"(参考訳:巨大科学 対 小科学 –科学インパクトと研究助成の対応)と題するPLOS ONEの論文を紹介する。
(Abstract前半概要)
研究助成機関は、多額を少数の精鋭研究者に助成するのが効率的か、少額を多数の研究者に助成するべきかを決めなければならない。助成の規模が科学インパクト促進機能を果たすときは、多額がよい。カナダ自然科学・工学研究会議(Natural Sciences and Engineering Research Council of Canada、NSERC)の助成した3分野における大学研究者の科学インパクトを評価した。4つの指標(4年間にわたる論文発表数、論文引用数、最多引用論文、多引用論文数)を科学インパクトとし、NSERC助成額との関連を調査した。インパクトは助成額とわずかに関連していた。(以下省略)