欧米の2大製薬団体、欧州製薬団体連合会(European Federation of Pharmaceutical Industries and Associations、EFPIA) と米国研究製薬工業協会(Pharmaceutical Research and Manufacturers of America、PhRMA)(和文サイト)は7月24日、臨床試験データの共有に関する原則"Principles for Responsible Clinical Trial Data Sharing: Our Commitment to Patients and Researchers"(PDF5ページ)を共同発表した。
バイオ製薬会社が研究者や患者、市民のために臨床試験情報をウェブ上で公開し、研究の促進、科学的知識の増大、治療の向上、公衆衛生の改善を図るとしたもの。
Natureは7月25日付のブログ"Pharma industry moves towards greater openness"でこの動きと共に、データへのアクセス拡大を求める医師・科学者などの活動家の懸念 - データ公開が会社のためにならないと判断した場合、製薬会社は公開を拒否できることなど – を紹介した。