日本の大学が世界ランキング上位入りするには(記事紹介)

2013年08月01日

日本

読売新聞の7月29日付記事「大学世界ランク入り支援、10校100億円補助」によると、文部科学省は、日本の大学10校以上の世界大学ランキング上位100校入りを支援するため、10国公私立大学に対し、年100億円補助することを2014年度予算の概算要求に盛り込む方針を固めた。

政府が6月にまとめた成長戦略「日本再興戦略」の「2.雇用制度改革・人材力の強化」にも「今後10年間で世界大学ランキングトップ100に我が国の大学10校以上に」という成果目標が掲げられている。

一方、ReseMomの7月29日付記事「上位10大学に100億円補助か...世界大学ランキング国内大学の順位」によると、文部科学省は、4月にまとめた「人材力強化のための教育改革プラン」の「1.産業競争力強化のための国立大学改革」戦略①の成果目標として「世界大学ランキングトップ100に10校、国際的存在感を増大」を掲げるも、「まだ来年度の概算要求に入れたわけではない、100億円という金額についても決まっていない」としている。

わが国の大学が世界大学ランキング上位に入るための課題を、科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センターのチャップマン純子氏が「第47回「QS-APPLE会議に参加して ~世界大学ランキングにおける日本の大学の弱点である「国際化の遅れ」を実感~」で指摘している。