CHORUS VS SHARE 米国パブリックアクセスをめぐる戦い(月刊DRF記事紹介)

2013年08月05日

日本 北米・中南米

月刊DRF第43号(2013年8月)に掲載された標記記事(PDF4/4ページ)を紹介する。

小欄でも何度か採り上げた、米国の公的助成研究成果オープンアクセス(OA)化に向けた構想、"CHORUS"と"SHARE"を紹介するもの。著者は佐藤 翔氏(同志社大学社会学部教育文化学科 助教)。

「出版者陣営の提案するCHORUSは動機の面で、図書館陣営のSHAREは能力の面で信用ならない」とする第三者の考察の紹介もある。

なお、この機にCHORUS関連記事2本を紹介する。

Howard Ratner Joins CHORUS to Guide Start-Up Phase(posted 7/30/13)  – Association of American Publishers
CrossRefやCLOCKSS、ORCIDの創設に携わったHoward Ratner氏(Nature Publishing Group最高技術責任者・取締役副社長)がCHORUSに開発担当ディレクターとして参画し、始動期にコンセプトの実証などを主導することとなったという内容。

Potential CHORUS catastrophe for OA: How to fend it off – Open Access Archivangelism 2013/7/23
OAの破局となりうるCHORUSを拒絶せよという内容。