米国の行動学研究者は研究所見を過大視する傾向にある

2013年08月27日

北米・中南米

"Proceedings of the National Academy of Science"誌に、医師John loannidis(スタンフォード大学)と進化生物学者Daniele Fanelli(エジンバラ大学)が発表した行動学に関する研究によると、米国の行動学研究者は米国以外の研究者よりも、研究所見を過大視して自分の立てた仮説に有利なようにみせる傾向にある。行動学の方法論は、基準が決まっている遺伝子学などと比べて変えやすいことと、米国では論文の評価がキャリアに大きく影響し、"研究業績を出せ、さもなければ消えよ(publish or perish)"という風潮が強いことが背景にあるのではないかとしている。

[ニュースソース]
US behavioural research studies skew positive  ‐ Nature 2013/8/26