RSC、化学分野のOAリポジトリを公開へ

2013年10月08日

北米・中南米

英国化学会(Royal Society of Chemistry, RSC)はこのたび、化学分野のOAリポジトリを公開すると発表した。

論文リポジトリの公開は2013年10月末を予定し、RSCの論文やエンバーゴ期間が切れた論文へのオープンアクセスができるようになる。今後、機関リポジトリやRSC以外の出版社、個人からの論文や学位論文、各種のデータ・モデルを収集する計画である。

データリポジトリに付加する要素は11月に発表する予定である。データ抽出、アップロード、電子ラボノート(Electronic Lab Notebook, ELK)の搭載、マイクロ出版といった機能は、すでに英国の大学と作業に入っており、データ収集の有効性と質を高めるため、検証、予測モデルの構築を支援するリポジトリとなるものと期待している。

[ニュースソース]
Royal Society of Chemistry announces a new repository for the chemical sciences  - RSC 2013/10/7