毎日新聞、ノバルティス社の臨床試験疑惑報道で日本医学ジャーナリスト協会大賞を受賞

2013年10月09日

日本

日本医学ジャーナリスト協会は10月7日、第2回(2013年度)日本医学ジャーナリスト協会賞受賞作品を発表した。

新聞部門では、毎日新聞社科学環境部取材班がノバルティスファーマ社の臨床試験疑惑報道で大賞を受賞した。

受賞理由(転載)
製薬会社ノバルティスファーマ社の降圧剤「バルサルタン」(商品名ディオバン)の臨床試験に不正があったのではないかとの疑惑は、2013年2月の毎日新聞記事から始まりました。3月には、ノバルティス社社員が統計責任者になっていたこと、また、同社から巨額の奨学寄付金が出ていたことなど、疑惑を決定づける特報で、日本の臨床試験の問題点を浮き彫りにしました。その後も、過剰な宣伝の問題点や医療保険財政への影響への懸念をいち早く指摘するなど、医学ジャーナリズムの健在を示しました。

[ニュースソース]
医学ジャーナリスト協会:大賞に本紙「バルサルタン」報道 – 毎日新聞 2013/10/7

[編注]
当該臨床試験疑惑については小欄でも6月以降適宜紹介しているので、「ノバルティス」で検索されたい。