Nature誌、研究インパクトを特集

2013年10月22日

ヨーロッパ

Natureが10月17日、研究のインパクトに関する特集号を発行した。

(紹介文及びタイトルの参考訳並びにリンク)

重要な科学の探求
研究資金を提供する政府や機関はどこでも、新しい学術展望を開いたり、イノベーションを促進させたり、公共政策に影響を及ぼしたり、人々の生活を向上させることで違いをもたらす科学を支援したいと思っている。しかしベストを残りと区別するのは難しい。本特集号は、記事と論評を通じて、研究インパクトの究明・評価方法を考察し、今日の評価システムが最も影響力のある科学を評価しているかどうかを問う。

★論説 EDITORIAL
迷路のようなインパクトメトリクス "The maze of impact metrics"
研究インパクトの評価方法を決定するに際し、評価者は特定の手法を重視する影響を考慮し、手法についてオープンでなければならない

★ニュース特集 NEWS FEATURES
・研究評価 最後の審判の日 "Judgement day"
多くの政府が大学の研究成果を評価するも、一部の研究者は大いに落胆
・科学出版 ゴールデンクラブ "The golden club"
最も権威ある雑誌への論文掲載は道を開くも、雑誌の地位は攻撃にさらされている

★論評
・文献引用データの公開 "Open citations"
書誌的引用データを無償公開すると大きな効果が生まれる - Open Citations CorpusのディレクターDavid Shottonは述べる。
小欄既紹介:2013年10月18日(金曜日) 文献引用データのオープン化(論文紹介)
・参照:再利用ファクター "The reuse factor"
参考文献は生きており、 研究成果の全領域 -ソースコードの行数から映像フレームまで - を網羅して急増中

★進路
心に強く訴えかけよ "Pack a punch"
助成申請審査員は、提案された研究プロジェクトの科学的社会的インパクトをますます重視している。