世界のOAリポジトリの過去、現在、将来(プレプリント紹介)

2013年10月25日

日本 アジア・オセアニア 北米・中南米 ヨーロッパ

"Open-access repositories worldwide, 2005-2012:past growth, current characteristics and future possibilities"と題する、情報科学技術協会(旧・米国情報科学技術協会)のJASIST誌掲載用の論文プレプリントを紹介する。

機関リポジトリのディレクトリ"OpenDOAR"から収集したデータを用いて2005年12月から2012年12月までの7年間の世界のオープンアクセス(OA)リポジトリの発展状況をとりまとめたもの。著者は英シェフィールド大学Stephen Pinfield氏ら7名。

(Abstractの冒頭部と末尾の紹介)
リポジトリは、当初はとりわけ米国・英国・ドイツ・オーストラリアで発展し、日本が続いた。2010年以降はとりわけ台湾、ブラジル、ポーランドで発展した。フランス、イタリア、スペインなどは全期間を通じて堅調な発展をみせたが、中国、ロシアでの発展は低調だった。
マンデートがリポジトリの将来の発展を左右するだろう。