論文出版後の査読が主流に – PubMed Commonsへの期待(記事紹介)

2013年10月28日

北米・中南米

"Post-Publication Peer Review Mainstreamed"と題するThe Scientist 10月22日付記事を紹介する。

「論文出版で一番うんざりさせられるのは何かと科学者にたずねると、誰もが間違いなく査読と答える。新発見の発信が遅くなる、論文への偏見があるなどで、査読プロセスはやり玉に挙げられている。一番やっかいなのは、査読はその目的 – 論文の質を担保する – を果たしていると考える者がほとんどいないと言うことだ」「論文出版後にコメントできるジャーナルやソーシャルメディアは、Nature、PLOS、Zotero、CiteULike、Mendeleyなどがあるが、それぞれ別々(scattershot)にコメントしなければならない」 などとして、今般立ち上げられた、PubMed論文2,300万件へのコメント機能を持つPubMed Commons(小欄記事)への期待を述べたもの。

現時点ではPubPeer経由の匿名コメントとなっており、匿名の是非にも言及する。