OAメガジャーナルは全てを変えたか(記事紹介)

2013年10月29日

北米・中南米

CREATIVE COMMONSの10月23日付標題記事"Open Access MegaJournals –Have They Changed Everything?"を紹介する。

著者は、終身会員制のオープンアクセス(OA)出版社PeerJの共同創業者で元PLOS ONE編集長のPeter Binfield氏。

「メガジャーナル(*)は、学術出版の歴史においてかなり最近の現象であるが、論文掲載件数に見られる人気や、ジャーナル新刊数、論文総生産数に見られる継続的発展により、出版界の様相を劇的に変える可能性を秘めた新種のジャーナルが生み出されている」として、その現象と変革の可能性を考察するもの。査読、altmetrics、失敗研究事例の発表、出版エコシステムのスピードアップ・効率向上などにも触れ、全てが変わったと言えるのはどんな場合かを最後に示す。
 
(*)広範な分野をカバーし、科学的・方法論的健全性のみに基づいてコンテンツを選別し、論文掲載料を賄うビジネスモデルのオンラインのみのOA誌。