学術誌出版社のGreen OA方針調査(論文紹介)

2013年12月05日

北米・中南米 ヨーロッパ

"Green Open Access Policies of Scholarly Journal Publishers:A Study of What, When, and Where Self-Archiving Is Allowed" (参考訳:学術誌出版社のグリーンオープンアクセス方針 – セルフアーカイビング許可の対象・時期・場所の調査)(PDF16ページ)と題する、Scientometrics誌掲載用論文がセルフアーカイブされた。著者はフィンランドHanken School of EconomicsのMikael Laakso氏。

(Abstract参考訳)
いわゆるGreen OA方針は、調査進行中の分野である。本調査では、Scopus書誌データベースの論文数データと、2010年論文生産量で判断した大規模ジャーナル出版社100社の方針を組み合わせた。分析対象の論文110万件のうち80.4%は、受理原稿または出版社版として、出版1年後に機関/主題リポジトリに収載できることが判明した。出版社が認めた受理原稿収載先としては、個人ウェブサイト(78.1%)、機関リポジトリ(79.9%)、主題リポジトリ(32.8%)だった。Green OA化率が年間論文総数の12%という過去の調査もあり、Green OAの大きな潜在的可能性が明らかになった。

[ニュースソース]
"Green Open Access Policies of Scholarly Journal Publishers:A Study of What, When, and Where Self-Archiving Is Allowed" – DigitalKoans 2013/12/2