2013年ノーベル医学生理学賞を受賞した、米国カリフォルニア大学バークレー校教授で生物医学分野のオープンアクセス(OA)誌"eLife"初代編集長のRandy Schekman氏(小欄記事)はこのたび、「著名科学誌は、インパクトの高そうな人目を引く論文を恣意的に選別して掲載している。研究界・学界では、高インパクト誌への論文掲載で研究者を評価しており、研究者は誘惑され、手抜きしたような論文でも数多く投稿している。こうした悪習は糾すべきだ。科学誌は本来、一定水準以上の論文を全て掲載すべきだ –eLifeのように」として、「今後私の研究室からはNature誌、Cell誌、Science誌には投稿しない」と表明した。
★同氏の著名科学誌批判はこちら。
How journals like Nature, Cell and Science are damaging science –the guardian 2013/12/9
★同氏の著名科学誌ボイコット表明報道はこちら。
Nobel winner declares boycott of top science journals –the guardian 2013/12/9