科学データを取り扱うための10の簡単なルール(プレプリント紹介)

2014年01月16日

北米・中南米

"10 Simple Rules for the Care and Feeding of Scientific Data"と題するPLOS Computational Biology用記事プレプリントがarXivに収載された。

これは、科学データとその解析結果が価値を保ち、認識し続けられるようにするための科学者向けガイド。巷にはデータ共有、データ由来、再現性などの緒問題に関する学術文献が数多くあるが、本稿はそのレビューではなく、データのケアとフィードの重要性とその実務についてふれたもの。

10のルールのタイトル(和文は参考訳)

1. Love your data, and help others love it too.
データに強い関心を抱け。他の人にもその手助けをせよ。

2. Share your data online, with a permanent identifier.
データをオンライン共有せよ。恒久的識別子付きで。

3. Conduct science with a particular level of reuse in mind.
一定レベルの再利用を念頭において研究を実施せよ。

4. Publish workflow as context.
ワークフローを背景として公表せよ。

5. Link your data to your publications as often as possible.
出版物にデータをリンクさせよ。なるべく頻繁に。

6. Publish your code (even the small bits).
コードを公表せよ。少しでもよい。

7. Say how you want to get credit.
典拠の表示を要求せよ。

8. Foster and use data repositories.
データリポジトリを培い、利用せよ。

9. Reward colleagues who share their data properly.
データを適切に共有した同僚を称えよ。

10:be a booster for data science.
データサイエンスの推進者たれ。

[ニュースソース]
10 Simple Rules for the Care and Feeding of Scientific Data – DigitalKoans 2014/1/15