フィンランド: "Proceedings of Peerage of Science"、発刊 - 論文ではなく査読コメントのみを掲載

2014年01月30日

ヨーロッパ

研究論文が発表された後、その査読コメントのみを掲載するオープンアクセス(OA)誌"Proceedings of Peerage of Science"(ProcPoS)が1月22日、発刊された。発行元は新機軸の査読システムを提供するフィンランドの"Peerage of Science"(小欄初出記事)。

一般的に学術出版の裏方となっている査読への認識・評価を高め、かつ論文への関心も高めてもらうのがねらい。ただ読みもできるが、気に入れば価値判断に応じた随意の料金を支払うPublic Patron ライセンス制を採用している。

★Janne-Tuomas Seppänen氏(Peerage of Science創始者・社長、フィンランド・アカデミー博士研究員@ユヴァスキュラ大学)が 同誌発刊の趣旨を語った記事はこちら:
Incentivising peer review (参考訳:査読の奨励)

★ユヴァスキュラ大学(University of Jyväskylä)による同誌発刊紹介:
Peerage of Science launches a new publishing model with a new journal