日本分子生物学会は、以下の2点を理化学研究所に強く要望する3月11日付理事長声明「STAP細胞論文等への対応についての再要望」(PDF2ページ)を公表した。同学会は3月3日に要望を出したが(小欄記事)、事態の進展を受けての再要望となった。
1 Nature論文2報(Nature 505, 641-647, 2014; Nature 505, 676-680,2014)に関する生データの即時、かつ、全面的な開示、および、同論文に対しての迅速かつ適切な対応(撤回、再投稿などを含む)
2 このように公正性が疑われるような事態を招いた原因に対する詳細な検証と報告
一方、理化学研究所は3月11日、「STAP細胞論文の調査について」で、これまでに指摘された疑惑の調査を継続すると共に新たな疑惑の調査を開始し、メディアを対象に現段階の経過報告を3月14日行う予定であると発表した。
[STAP関連小欄直近記事]
2014年3月11日(火曜日) 風雲急を告げる「STAP細胞」(記事紹介)