"Share alike"(参考訳:等分せよ、山分けせよ)と題する3月12日付Nature社説を紹介する。
「やっと頂に達したと思いきや、本当の山頂はもっと上にあり、ガックリくる。登山者なら誰しも経験することだ。科学者も同様。研究論文をめでたく共有するも、頂上がある。データ公開だ。」
このような書き出しのこの社説は、データ共有を妨げる要因として公開データが無断利用される恐れがあることなどを挙げ、「研究界はデータ共有倫理を議論し、元データ提供者も論文の共著者として招くなどの etiquette(決まりごと、作法)を決めよ」と呼びかける。