Science 誌によると、OSTP大統領補佐官John Holdren氏は、全米科学振興協会(AAAS)年次会合(5月1-2日ワシントンDC開催)において、3月に米下院に提出された法案"Frontiers in Innovation, Research, Science, and Technology Act of 2014"(FIRST Act of 2014)(H.R.4186)に関し、米国立科学財団(NSF)擁護の立場を示した。
Holdren氏は、基調演説の中で次のように述べている。
「65年にわたり守られてきたNSFの助成金審査プロセスの独立性と整合性を、一時の政治的好みに合わせるために変えるべきではない。同法案は、科学の進歩を牽引するというよりも、NSFが重点的に取り組むべき研究ドメインを多様な国家的利益に限定しようとしているように見える。」
同法案については、国立科学審議会(National Science Board, NSB)もまた反対する意見を表明している(小欄記事)。
[ニュースソース]
White House Science Adviser Says Congress Should Protect NSF, Reject FIRST Act - Science 2014/5/1