カナダ:マニトバ大学、盗用検出ツールiThenticateを学生、研究者、教授陣向けに導入

2014年05月20日

北米・中南米

カナダのマニトバ大学は、学問的な誠実性を担保し盗用を回避するため、盗用検出ツールiThenticateを導入し、学生・研究者、教授陣が利用できるようにした。同大学は学生・教授陣に論文投稿、助成金申請等の前にはチェックするよう強く奨励している。大学の方針は学生・研究者に自分自身の論文の独自性を立証する目的でのみ利用することを強調している。たとえ共同執筆の論文であったとしても個々の著者に責任を負わせることで、研究者キャリアの早い段階から独自性を担保することの個人的な責任感を植え付けることができるとしている。

研究コミュニティー向けに開発された同ツールで、一般的なサーチエンジンの検索範囲の外側にあるコンテンツを含む膨大なデータベース(45億のWebページ・1億3000万個のコンテンツアイテム)と自身の論文を比較し、類似や一致したコンテンツを短時間で見つけることができる。これにより著者は意図しない重複を回避することができる。

[ニュースソース]
University of Manitoba Integrates iThenticate for Students, Researchers, Faculty - iThenticate 2014/5/15

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University of Manitoba Integrates iThenticate for Students, Researchers, Faculty - knowledgespeak  2014/5/16