中国科学院(The Chinese Academy of Science, CAS)は5月15日、公的助成研究成果論文へのオープンアクセスを促進するとの声明を発表した。
本声明において、同院は研究者・大学院生は論文の査読済み最終稿を所属機関のオープンアクセスリポジトリへ収載(同論文の発行から12か月以内に)することを求めている。また過去に発行した論文についても同様にリポジトリへの収載を奨励している。
新方針の一環として、同院は図書館および情報部に著作権法に沿った詳細なオープンアクセスガイドラインを作成する権限を与えている。
オープンアクセスは今月北京で開催が予定されている世界の助成機関のリーダーが一堂に会するGlobal Research Council (GRC)の第3回会合の主要テーマの一つで、中国国家自然科学基金委員会(National Natural Science Foundation of China, NSFC)も本会合において、同様のオープンアクセス方針の発表を予定している。
[ニュースソース]
CAS Issues Open Access Policy - The Chinese Academy of Science 2014/5/16