独立行政法人 情報通信研究機構（NICT）は5月28日、既存のインフラを用いず、端末のみでネットワークを構成する端末間ネットワークシステムを開発したと発表した。
地域内を移動する人やバスなどを含めた柔軟なネットワークを構成できるため、行政サービスやイベント情報などの配信、災害時の情報配信や安否確認等、地域社会に密着した幅広い情報の配信・収集・共有が可能で災害等にも強い地域に根ざしたネットワークを従来のネットワークに比べて低コストで簡便に構築することができるとしている。
同端末間ネットワークシステムは情報配信を中心とした実証実験を東京都港区台場地域で、情報収集を中心とした実証実験を京都府精華町けいはんな学研都市地区で実施予定。
[ニュースソース]
端末のみでネットワークを構成する端末間通信ネットワークシステムを開発～バスなどが人だけでなく情報も運ぶ～ - NICT 2014/5/28