国際科学会議(International Council for Science, ICSU)は9月2日、ニュージーランド オークランドで開催している第31回総会において、オープンアクセスを支持する声明を発表した。本声明において、研究者の科学情報の提供や利用者の出版物へのアクセスは経済的な障壁の影響を受けるべきでないこと、再利用を目的として科学情報へのアクセスはその目的にかかわらず、制限なく守られるべきであること、永久に保存されアクセスが守られるべきであることなどが目標として示されている。また、研究そのものや研究者を評価する際に利用するmetricsの誤用を防ぐための提言も示されており、研究者の評価や、役職の任命、助成金の分配などにおける意志決定においては、metricsは補完的な位置づけで利用すべきで専門家によるレビューは欠かせないとしている。
[ニュースソース]
International Council for Science endorses open access to scientific record; cautions against misuse of metrics-ICSU 2014/9/3