OpenAIRE(Open Access Infrastructure for Research in Europe)はニュースレター9月号を公開し、OpenAIREの取り組みとその進捗、ポルトガル、デンマークのOA動向などを特集している。記事は以下の通り。
●OpenAIREと欧州原子核研究機関(CERN)とによる、研究成果、研究データ、ファンディング情報などを共有するリポジトリ"Zenodo"のGitHub統合。
●OpenAIREのオープン・アクセス(OA)論文リポジトリの進捗。現在、450の研究機関等の情報を収録。
●論文の注目点、注記のリアルタイムの共有など、研究者の意見交換の場を提供するオープン・ソース・プロジェクトPeerLibraryの紹介。
●ポルトガルの主な助成機関Fundação para a Ciência e a Tecnologia(FCT)はOA方針を5月5日から施行。欧州委員会(EC)提言に沿い、リポジトリへの保存を義務付ける。
●デンマークは、公的助成論文のOA化率を2017年に80%、2022年には100%とするという意欲的なOA戦略を打ち出す。
●質量分析プロテオミクス(mass spectrometry (MS) proteomics)を保存する生物学リソース連携のための共通の枠組みを提供するProteomeXchangeコンソーシアムの紹介。
[ニュースソース]
OpenAIRE Newsletter September 2014 - 2014/9/11