Retraction Watch、PREと連携し論文取り下げ関連情報共有を進める

2014年09月16日

日本

学術出版における論文取り下げプロセスの透明性向上を目的に2010年に開始したRetraction Watchは 9月12日、査読に関する信頼性・透明性向上に向けた出版社支援を実施しているPRE(Peer Review Evaluation)と論文取り下げ情報の共有のため、提携を開始すると発表した。
Retraction Watchは数ヶ月中に論文取り下げ方針に関するガイドラインの発表を予定しており、PREの主要製品PRE-valは新ガイドラインへのリンクがはられるとしている。PRE-val上では雑誌における実践活動や査読プロセスに関する報告書が閲覧でき、雑誌の盗用スクリーニング、ORCIDの利用法、出版倫理委員会(Committee on Publication Ethics, COPE)のメンバーシップ、その他成功事例などと共に取り下げ方針が提供される。

[ニュースソース]

A new partner for Retraction Watch:pRE(Peer Review Evaluation) - Retraction Watch 2014/9/12