世界最大のオープンアクセス(OA)誌PLOS ONEが、2013年12月3,039本の最多論文数を記録して以降、2014年5月は2,276本と25%減少したことがすでに報じられている(小欄記事)。scholarly kitchen 12月2日付け記事では、11月の同誌の論文数は2,302本と2年前の月毎の本数と同じレベルであり、回復の兆しが見えていないと報じている。
その原因として、研究助成の規模、高利益なオープンアクセス誌やPLOS Oneと同様の低価格誌との競争の激化など、論文掲載料(APC)モデルにより市場が急速に変化していることが挙げられるが、PLOSが3月に導入したオープン・データ方針(小欄記事)が著作者の投稿先決定に影響を与えている可能性もあるとしている。
[ニュースソース]
Peak PLOS:planning for a Future of Declining Revenueb - scholarly kitchen 2014/12/2
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