強い研究競争力をもつアムステルダム(報告書)

2015年03月18日

ヨーロッパ

エルゼビア社が公開した報告書“Mapping research and Innovation:understanding Amsterdam's Competitive Advantage(試訳:研究とイノベーションをマッピング:アムステルダムの競争力の把握)(pdf:44ページ)“によると、アムステルダムは持続可能な知識経済を創造する研究基盤の上に未来を構築していることが証明された。

この報告書は、同社の抄録・引用文献データベースScopusと研究分析ツールSciValを使用し、バルセロナ、ベルリン、ブルッセルなど欧州10都市と比較して、同市の研究基盤をマクロ的視点から考察し、都市開発政策に生かそうとするもの。官民の保有する資源をつなぎ合わせイノベーションを促進することを目的として、市、大学、企業、不動産企業とが共同設立したパートナーシップUrban Innovation Network(UIN)と共同で行われた。

その結果、アムステルダムは医療研究の相対量が第1位、影響度についても第2位、またコンピュータサイエンスにおける競争力も年率9パーセント、2004年から2013年の10年間で約2倍と成長し、研究において強い競争力を示した。

 [ニュースソース]

Mapping research and Innovation:understanding Amsterdam's Competitive Advantage - Elsevier 2015/3