Wiley社、論文査読者に対する評価向上を目指すパイロットプログラムを開始

2015年03月18日

北米・中南米 ヨーロッパ

John Wiley & Sons社は3月16日、同社発行の対象雑誌の査読者がその査読に対して評価を得られるパイロットプログラムを査読の高速化、効率化を目指す取組Publons.com と共同で開始したことを発表した。Publonsは査読を測定可能な研究成果に転換すべく査読者、出版社、大学、助成機関と共に取り組んでおり、査読情報(履歴)を収集し包括的な査読者プロフィールを作成する。研究者はこれに自身の履歴書を追加したり、専門知識を示したりするのに活用できる。
本プログラムによりWiley社はPublons上で査読に評価を与えることが科学者に査読に対するインセンティブを与えることになるか、査読の質やスピードを向上に影響するかなどについて評価するとしている。
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