英ウェルカム財団、学術研究論文の貢献者とその役割りを明確に示す方法の開発に着手

2015年03月24日

ヨーロッパ

英ウェルカム財団はこのたび、デジタルサイエンス社と共同で、学術研究論文の貢献者とその役割りを明らかにする方法の開発に着手することを明らかにした。

CReditTと称する“貢献者の役割り分類“は、データキュレーション、視覚化、ソフトウェアプログラミングなど、研究論文の中で、誰が、何の貢献をしたかを、論文の中で明確に示す方法を開発するプロジェクトである。さらにこの分類をデータの標準化を図る非営利のコンソーシアムConsortia Advancing Standards in Research Administration Information(CASRAI)のData Dictionaryに登録し、実施のための試験的プロジェクトを行うことが可能となる。

両社はCASRAIおよび米国情報標準化機構(National Information Standards Organization、NISO)と連携し、研究コミュニティと協議の上、分類の素案作りと様々な科学分野でのテストを行う予定である。

[ニュースソース]

Shake-up of centuries-old system of credit in scholarly communication - Wellcome Trust 2015/3/19