RCUK、OA方針導入後の実施状況に関する調査報告書を公開

2015年03月31日

ヨーロッパ

英国研究会議(Research Council UK, RCUK)は3月26日、RCUK オープンアクセス(OA)方針導入後の実施状況に関する調査報告書(pdf:40ページ)を公開した。この報告書はOA方針実施状況検討委員会(小欄記事)が実施し、OA方針の実施状況について研究コミュニティから85件の回答が寄せられた。

検討委員会はまた出版社および学会との会見を開いたほか、方針が実際どのような影響を与えているかをより深く理解するため研究機関への訪問を行い、OAによる論文の出版を原則することに対し多くの前向きな回答が得られたとしている。

この結果に基づき、委員会はエンバーゴの影響、特定分野における使用許諾権の使用、方針の伝達、包括的助成金(block grant)の利用および配分、異なる分野における広範な方針の影響に関し多くの提言を行っている。

 [ニュースソース]

RCUK publishes first independent review of its open access policy - RCUK 2015/3/26