科学技術振興機構(JST)は5月28日、科学技術情報をオープンデータの標準形式であるLinked Dataで提供する「J-GLOBAL knowledge」を試験公開した。
J-GLOBAL knowledgeは、現在JSTがサービスを行っているJ-GLOBALのデータ提供口の1つという位置付けであり、JSTが維持管理する科学技術情報をセマンティックWeb技術に対応したRDF形式のLinked Dataで提供する機能である。
今回は試行版として日本化学物質辞書を情報源とする化学物質データをクリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYのもと公開した。また、公開を始めた化学物質データの活用第一弾として、バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)との連携を開始した。
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木村 考宏, 櫛田 達矢. 日化辞RDFデータの公開と化合物情報の統合. 情報管理. 2015, vol. 58, no. 3, p. 204-212, doi:http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.58.204