パデュー大学の機関データリポジトリサービス(記事紹介)

2015年06月05日

北米・中南米

5月27日付けElsevier Library Connectでは、パデュー大学図書館学准教授Michael Witt氏によるLibrary Connectウェビナーでの発表を元に、米パデュー大学の機関データリポジトリサービスの概要を紹介している。

記事では、同大学の図書館の組織概要、パデュー大学研究リポジトリ(PURR)の4つのサービス、これらサービスを支える人員体制を説明している。PURRは研究者のための研究データリポジトリであるというだけでなく、研究ライフサイクルを通じた研究者のデータ管理を支援するサービスである。

データ管理計画(DMP)の作成と実施:DMPのひな形、実例、自己評価、他のDMPツールへのリンクの提供、ワークショップの開催、コンサルテーション等の研究者支援を行う

共同研究:共同研究者とのプロジェクトの共有を図るため、仮想の研究環境(Virtual research environment, VRE)を設定し、10GBの無料の保存スペースを3年間利用できる

出版:データセットへのDOIの付与により、データの引用・追跡ができ、データ作成者に利用統計を毎月メールで配信する

アーカイブ:Baflitファイルパッケージング形式、METS、MODS、ダブリンコアメタデータ要素セット、PREMISが利用できる

[ニュースソース]

Research data services for compliance, collaboration and scholarship - Elsevier Library Connect  2015/5/27