米国退役軍人省、パブリックアクセス計画にPMCを採用

2015年06月22日

北米・中南米

SPARC 6月10日付け記事” Department of Veterans Affairs (VA) Public Access Plan to Use PMC Platform for Articles”では、3月に公表された米国退役軍人省(U.S. Department of Veterans Affairs)の助成研究論文と研究データのパブリックアクセス計画の概要を解説している。以下、記事より抜粋する。

論文リポジトリとして、米国国立衛生研究所 (National Institutes of Health, NIH)のPubMed Centralへの査読済最終稿の12か月以内の提出を要求する。他の機関とは異なり、エンバーゴ期間の短縮あるいは延長の申し立てに関する規定は設けていない。VA Office of Research and Developmentの助成研究については2015年10月1日から、Veterans Health Administration(VHA)の助成研究については2015年12月31日から施行する。

研究データについては、データ管理計画(DMP)の提出を義務付けている。研究データ共有の方法と共有すべきデータの種類の両方について、段階的導入方法を取り入れている。データ使用の同意等による制限されたパブリックアクセスの仕組みを用い、個人を特定できる情報の保護を確保できる可能な限り完全なオープンパブリックアクセスの仕組みへと移行する。

保健情報の匿名化と、パブリックアクセスおよびすぐに入手可能な個人のデータベースとを適合させるため、政府および政府以外の専門家と協力し、プライバシーリスクのアセスメントを開発し、2016年9月31日の完成を目指す。

 [ニュースソース]

Department of Veterans Affairs (VA) Public Access Plan to Use PMC Platform for Articles - SPARC 2015/6/10