EU理事会議長国のオランダ教育・文化・科学省大臣Sander Dekker氏の主催で4月4~5日に開催された会議"Open Science – From Vision to Action"において、EUのオープンサイエンスに関するアクションプランが示された。
アクションプランでは以下の3つの目標を掲げた。
1. すべての公的助成研究論文の完全なオープンアクセスを2020年までに達成する
2. オープンデータ - データ共有と再利用をすべての公的助成研究の基準とする
3. 社会・経済に与えるオープンサイエンスの効果・インパクトを最大化する
これら3つの目標を達成するため、科学者の評価システムを再考する必要性を説き、大学や研究助成機関は、論文と引用数だけを見るのでなく、研究のインパクトと共有の結果を重視するシステムとすること、またEU加盟国と欧州委員会(EC)はオープンアクセスとオープンデータを推進する政策を調整し、統一的なものとすべきであるとしている。
[ニュースソース]
EU action plan for Open Science - EU 2016/4/6