Ithaka S+R、研究者の情報利用の実態と意識に関する調査報告書を公開(調査報告書)

2016年04月13日

北米・中南米

Ithaka S+Rはこのたび、2000年より定期的に行っている、大学研究者の学術コミュニケーションと情報利用の実態と意識に関する調査報告書"Ithaka S+R US Faculty Survey 2015"(pdf:83ページ)を公開した。

主な結果

・発見の始点はいまだ流動的である。特定の電子的研究リソース/データベースと同じように、一般的検索エンジンを利用している。さらにオンラインライブラリー・Webサイト/カタログの重要性が以前よりも増している。

・学生とその能力および学習支援への関心が急速に高まりつつあり、学部生の研究・分析・情報リテラシースキルの向上には図書館の役割が重要だと認識されている。

・データ管理と保存を自らが行うことを好んでいる。回答者の90%近くはデータの管理を自分のコンピューターで行っている。

・研究論文の利用については、前回同様にデジタル形式よりも印刷形式を好む。

・前回調査同様に、ジャーナルでの論文公開のような従来的インセンティブが研究と情報発信の動機付けとなっている。

[ニュースソース]

Tracking Trends in Faculty Research, Publishing, and Teaching - Ithaka S+R 2016/4/4