トムソン・ロイター、インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキングを発表

2016年04月22日

日本

トムソン・ロイターはこのたび、高被引用論文数による日本の研究機関ランキングを発表した。世界における日本全体の高被引用論文数は10位、分野別では免疫学、材料科学、化学が5位以内、物理は6位と、これらの分野において日本は世界の研究コミュニティーの中でも大きな存在感を示していることが明らかとなった。

総合分野(自然科学全体)では、1位:東京大学、第2位:京都大学、国立研究開発法人 理化学研究所は昨年の4位から順位を上げ今年は3位となった。20位以内には大学共同利用機関法人が2機関含まれているほか、国立がん研究センターが今年初めて20位内に入り、総合で20位以内にランクインした国立大学は、すべて国立大学運営交付金の支援枠の重点支援3(全学的な研究成果の創出を目指す大学)だった。

材料科学では国立研究開発法人 物質・材料研究機構がトップであるほか山形大学がランクイン、物理には大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構が入った。公益財団法人 東京都医学総合研究所は今回、生物学・生化学で10位以内となり、昨年に引き続きランクインしている分子生物学との2分野においてインパクトの高い論文を多く輩出している。植物・動物学では、昨年に引き続き国立研究開発法人 理化学研究所と国立研究開発法人 国際農林水産業研究センターの高被引用論文の割合が高くなっている。

[ニュースソース]

インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキングを発表 - トムソン・ロイター 2016/4/18