総務省情報通信政策研究所は、「AIネットワーク化検討会議の中間報告書「AIネットワーク化が拓く智連社会(WINS(ウインズ))―第四次産業革命を超えた社会に向けて―」を取りまとめ、公表した。
2 主な内容
(1) 目指すべき社会像:「高度情報通信ネットワーク社会」、「知識社会」の次に目指すべき社会像として、「智慧」の連結に着目して「智連社会」(Wisdom Network Society: WINS(ウインズ))を構想。
(2) AIネットワーク化の影響:
・ 公共(まち)/生活(ひと)/産業(しごと)の分野ごとに、2020年代~2040年代の時系列で影響を評価。
・ わが国におけるAIネットワーク化の経済効果(直接的効果のみ)は、生産高(市場規模)121兆円増加、GDP(名目)68兆円増加(いずれも2045年)と試算。
(3) AIネットワーク化のリスク:AIネットワーク化のリスクを検討するための枠組みの整理および現時点で想定されるリスクの例示。
(4) 当面の課題:
・ 研究開発の原則の策定、利用者保護の在り方、社会の基本ルールの在り方等
・ AIネットワーク化をめぐる諸課題に関し、継続的に議論する国際的な場の形成および国際的な場での議論に向けた国内での検討体制の整備
[ニュースソース]
「AIネットワーク化検討会議」中間報告書の公表 - 総務省 2016/4/15